12Olives・オリーブ商品『生産者の想い』
私がオリーブ栽培を始めたのは、2015年夏頃、実家の耕作放棄地である茶畑の利用を考えたのがきっかけでした。
当時、実家の耕作放棄地を「何か有効活用できないか?」「新たな作物が作れないか?」と悩んだ末にたどり着いたのが、オリーブ栽培でした。
その後、2015年12月に耕作放棄地茶畑開墾し、2016年4月の春、『12Olives』は12本の苗木からスタートしました。
12Olivesの生産者である私は、オーガニックを基本とした無農薬栽培でオリーブを育てたい想いがあり、12Olivesの畑では極力農薬を使わない生産方法で、愛情を込めてオリーブを栽培しています。
とはいえ、健康なオリーブ樹に育てるためには、葉巻虫やアナアキゾウムシなど数多くの害虫から守ることが必要です。
そのため、無農薬生産を心がけていても、最低量の農薬が必要になる期間があります。
一方で、「実の収穫を控える10月から翌年4月まで」は、梢枯病や炭疽病などの病気や害虫の心配がありません。
12Olivesでは「オリーブの実の収穫を控える10月から翌年4月まで」は、無農薬で栽培しています。
販売商品の「オリーブソルト」や「オリーブほうじ茶(Olive Leaf Tea)」では、前述した「実の収穫を控える10月から翌年4月まで」の無農薬期間に剪定したオリーブの葉を使用しているため、安心して購入していただけます。
オリーブの葉には、実よりも多くポリフェノールが含有されており、その効果効能は多岐に渡ります。安心安全な健康茶ですので、お試しいただけると幸いです。
2023年現在、オリーブ農家としては、まだまだ新米であり未熟ですが、今後の新しい農業のカタチをつくるうえで考えていることがあります。
それは、生産者から消費者の方へ直にパイプを繋ぐことです。生産者の想いが詰まった、ありのままの商品を肌で感じていただければ幸いです。
良いオリーブを生産するうえで、一人ひとりの個の力は重要です。そのうえで、さらに同じ思いの農家が協力しあい、同じベクトルを持ちながら「互いの力を合わせて前に進んでいきたい」と考えています。
今後とも末永く『12Olives』と『世の中のオリーブ農家』を、共にご愛顧いただけますようよろしくお願い申し上げます。
12Olives代表・赤堀裕也